沖縄~慶佐次湾のヒルギ林
沖縄那覇空港に到着し、向かった先は沖縄本島北部にある慶佐次湾のヒルギ林!
マングローブはヒルギ科の植物から成り立っています。干潟に成育しているので、干潮、満潮の影響を受け、ヒルギ科の植物は、満潮時に水かさが増えてしまい、葉っぱが水浸しになると、光合成できなくなるので、根っこを発達させて背高のっぽになり、満潮時でも葉っぱが水につからないようになっています。なので、干潮時に見るヒルギは普通の木より、根っこが地上に浮き出ています。この写真じゃ、分かりづらいかな?
この写真に載っている、赤い花に見えるのはオヒルギの花の下にある萼。ほんとうはこの花のような萼の中から、サヤエンドウみたいな細長い種がニョキニョキでてきて、砂地にサクッと落ちて、突き刺さり、成長して、このヒルギ林の一員となります!その種がついているのをを探して、写真に撮って帰ってくれば良かった。。。。みなさまに見せられないのが残念。。
ヒルギ林内には入れないので、このような遊歩道が造られてあります。そこからよーくヒルギ林の下を見てみると、たくさんの生物がいます!
こちらはミナミトビハゼ!あちこちにいっぱいいます!めん玉が大きくて、くりくりしていて、愛嬌があります!
こちらはハクセンシオマネキ!みんなそれぞれ、隠れ家である、穴を作って持っています。
こちらはベニシオマネキかな?この干潮時間になると、シオマネキたちは餌を食べに活動開始!満潮時は水で覆われるので、自分の穴でジッとしています。なので、この時間はシオマネキくんたちにとっては、待ってました!の時間でしょうね。ヒルギの落ちた葉っぱなどを餌にする、いわゆるお掃除やさんでもあるシオマネキ君たちであります!
途中、赤いカマキリを発見!!カマキリって擬態するのかなぁ。それとも沖縄特有種?初めて赤いカマキリを見ました!なかなか根性のあるカマキリで、写真を撮るのに近くに寄っても、構えてはいますが、逃げる気配はなく、堂々としておりました!
さて、ここでちょいとマングローブが貴重な自然であるという解説でも。
たくさんの生物がマングローブの恩恵を受けています。
①さっきご紹介したマングローブのシオマネキくんたちはヒルギの落ち葉を食べてくれるので水質浄化に役立っています②小魚やカニなどはたくさんの敵から身を守もってもらい、たくさんの餌も与えてくれます。なぜなら、マングローブが生育している場所は川から流れてきた、養分をたくさん含んでいることや、ヒルギの発達した根っこによって、または干潮や満潮の環境から小魚たちに隠れ家と餌を提供してくれるのです。③大雨が降っても、マングローブが川の流れを咳止め、シオマネキくんたちの水質浄化の活躍により、珊瑚礁の生育も守っているという話も聞きます。本当は調べると、もっとたくさんのマングローブの活躍ぶりはあるのだと思います。
今はどんどん開発などで消えつつある、貴重なマングローブ。ちょっと自然に目を向けてみると、自然の偉大さに、また自然が大切であることをしみじみ気つかされますね。
By Kazumi
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